2009/07/21

歴史はまた繰り返すのか?

インターネットが死ぬ日を読み始めてイントロダクションでぴんと来たので脊髄反射的投稿。きっとどこかにありそうな話だけど。

AppleIIの登場とiPhoneの登場。ジョブズが生み出した2つのものが起こした大変革はそれぞれ異なり、AppleIIは「生み出す力を持つ肥沃な技術」、iPhoneは「独創性を刺激することがなく、いわばやせた不毛な技術」であると書いてある。

これを読んで思ったのが、最近興味深く見守ってる携帯業界の動向との関連。メインフレームが独占していた時期(俺シラネ)から、パーソナルコンピュータ、PC98、Towns、PC/ATなどなど様々なハードウェアが登場、その上にWindows、UNIX、Linux、Mac、OS/2、TronだとOS戦争があって、Windows95からの流れでほぼ統一、さまざまなアプリケーションが開発されリッチになってきたと思ったら、今度はInternetの登場で戦いの舞台はOSを離れ、ネットの世界へ。

これを、携帯の世界で考えると、固定電話から、携帯電話が登場、docomo、au、SBM、e-mobileなどなど様々なキャリアが登場、その上にTron、Linux、Symbian、Windows Mobile、Android、iPhoneOSとOS戦争があって(今ココ?依然OSよりキャリアだけど)、ほげほげが統一、そしてふがふがストアだかマーケットでリッチになってきたと思ったら、結局ブラウザの上ですべてが完結するネットの世界へ。

ってなりそうな気がした。

パソコンのハード以上にプラットフォームというかキャリアの権力が大きいから、今は進んでないかもしれないが、今後誰かがやっちまったら、今のモデルは一気に崩壊すると思うんだよね。

今はキャリアが握ってるけど、iPhone、Androidのようなより上位のレイヤが力を持ったら、固定電話がInternetのインフラに過ぎないようにキャリアがインフラに落ちる。そしてiPhoneは素晴らしいけど、iPhoneOSが他のメーカから出せないのであれば、PCにおけるWindowsのように他の互換機で動くAndroidのほうに分があるんじゃないかと思ってしまう。そしてマーケットを持っていかれないだろうか?

さらにOSベンダでしかないなら、またネット(ブラウザ)というより上位の抽象レイヤにもっていかれかねない。ブラウザがOSを超えた抽象レイヤになっていく最近のHTML5の動向、Netbookの流行具合を見ていると、携帯とPCの境界がどんどん曖昧になっている。ネットもGoogle強いし、HTML5のデモとか見てるとやる気満々だし。

2003年、俺が携帯業界に夢見ていたのは誰もが24時間肌身離さず持ち歩くパーソナルデバイスだったからこそなのだけど、HTML5でGPSやらモバイル用途のタグが普及し、e-mobileやらWiMAXやらどこでもネットに接続できる環境が整ってきたら携帯電話の利点がなくなるんだよね。え、それPalmとSkypeでよくね?課金が面倒?PayPalがあるじゃん?見たいな世界が近づきつつある。PalmはiPhoneとかでいいけど。所謂「携帯電話」から派生する必要がないってこと。

Netbookがより軽量、小型、長時間化すれば携帯になるし、携帯という形に縛られなくてもいいと思うんだ。ペンで書いたものがそのままネットに保存される。それを眼鏡とか電子ペーパーにDLして表示する。あらゆるものがネット化されて、いつでもどこでも必要な情報が保存・閲覧できる。死語になりかけ?だけどユビキタスネットワーク。そんな世の中が俺の夢だった。

だから-でつなぐのはおかしいかもだけど-、日本がガラパゴス化とかいわれてるけど、すごい面白いと思うんだ。携帯にカメラがついて、ゲームができて、音楽が聴けて、GPSがついて地図が調べられて、加速度センサがついて、Felicaが載って買い物ができる、それがインフラレベルで普及してる。本当に携帯だけで一日が過ごせるってのは本当にすごい。PCより携帯利用のほうがInternetの普及率高いとか俺には思いつかないんだけど、本当らしい。PCはないけど携帯で見てるよとか。キーボードより、携帯のほうが入力速いよとか。

というわけで、俺的には日本の携帯業界はスマートフォンの潮流を組んで開発者に自由にアプリを作れる権限を広げる、そしてユーザが自由に使える環境を整えてメーカーともども世界に戦える地力をつけるのが重要。そしてガラパゴス化の方面をもっと強化すべきだと思う。

と、いいつつキャリアが生き残るすべが思いつかないな。ガラパゴス化を推進した特許とか、金融持ってるから小額決済とか、基地局のうまみを利用してセンサネットワーク、加入者の個人情報を生かしたよりパーソナルな情報の提供とかだろうか。ソフトレイヤでは勝てないインフラレイヤで面白い仕組みを用意することかなぁ。あとは、ポケベルみたいなキーホルダーとか、もっと個別のネットワークにつながるデバイスを作ってみるとか、ノウハウの世界展開とか?電話番号とメールアドレスによるロックインはもう無理な話しだし。

当分は既得権益を守る企業的には正当な戦いが続くだろうけど、3rdパーティ参入でどうなるか。いつどうなるか、どのように戦うか、ニヨニヨ見守っておこう。でもiPhoneとかAndroidが出てきた今、ユーザがよりリッチな世界を知ってしまったら、少なくともソフト面を自由化しなきゃ負けると思うよ!ってのが俺の意見。

そして、ソフトの自由化とガラパゴスを組み合わせて日本のIT業界を楽しくしてくれないかねぇ。変な規制で不毛な地にしないで欲しい。さて、本に戻るかな。きっと続きにもっと詳しい考察が書いてあるに違いない。

2 件のコメント:

gi-chi さんのコメント...

AndroidをPC/AT互換機に例えるあたりを大変興味深く読ませて頂きました。
キャリアがインフラ化するのは、ハードウェアを抱えている限り必然でしょう。IBMのようにハードウェアを切り離すくらいの覚悟がないと。

js050nzoqt さんのコメント...

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